2013年3月30日土曜日

侍city塾のめざすところ【会津】

「強く美しい会津人になる」
リーダーを作る→そのためにはどうするか

会津の謡隊は侍city塾のもと、
論語と能を学び、強く美しい会津人になることを目標に
大人と子どもが一体となって実施しています。

鶴ヶ城をのぞむ
 
3月のお稽古は、論語の時間を使って
塾の理念をあらためて見つめ直す作業をしました。

「強く美しい」とは何か?
まずは「強くない」とはどういうことか?をみんなで考えました。
①臆病
②心が折れやすい
③けんかに負ける
④信念を持たない人
⑤人の意見に左右される
⑥体力的に弱い人
⑦誘惑に負ける人
⑧自信が持てない人
⑨すぐあきらめる人

次に「美しくない」とはどういうことか?
①だらしがない
②姿勢が悪い
③心が汚い
④挨拶ができない
⑤約束が守れない

強く美しくないとは、単純に言えばかっこよくないってことです。
ここで感心したことは、子どもたちはかっこよくないことが、わかっているということでした。
しかも「美しい」ことが見た目の問題ではなく、心の問題ということを理解していることです。
それが身についているかどうかは別として、
わかっているなら次へ進めます。
そしてわかっているということは、そういったお手本の人がいるということです。
なんとなく安心感を得る一場面でした。










この日は、いつも論語の授業をする本田塾長先生がいらっしゃらなかったので、
町の名士であり塾生でもいらっしゃる森先生からお言葉を頂戴しました。

先祖から引き継いてきた伝統があり、今がある。
会津人は強く美しい心がある。
こびない、へつらわない、決してあきらめない会津人の心
伝統の重み、大切さを心に重く受け止めて生きていく

会津の誇りはNHK大河ドラマの『八重の桜』でも表現されています。
綾瀬はるかさんが透明感あるピュアで情熱的な会津人を演じていますね。
理屈ではない古典の教え、伝統の教え。
「だから何なの?これをやるとどうなるの?何に役立つの?」
子どもを育てるってそんなことじゃないですね。

強く美しい会津人、そして日本人に育っていくのがこれから楽しみです。
がんばれ!