2011年3月27日日曜日

謡隊メール便0003:鳥栖より

2011/03/24
いわき・会津の皆さん初めまして。
私達は鳥栖の子供謡隊で佐野先生にお世話になっている
佐田彩香・ほのか明子親子です。
今回の地震被害… 心よりお見舞い申し上げます。
実は私達親子は阪神淡路大震災に遭いました。
その時は私達も悲しみの真ん中にいる気持ちでした。
きっと皆さんも一緒の気持ちだと思います。
でも…どんなに辛くても明日は来ます。
太陽は寒さに震える身体を…心を… 暖めてくれます。
雨は悲しみを洗い流してくれます。
夜になれば空に顔を上げて星に願いを…
月に祈りを込めて…
明日の希望に繋げましょう。
一歩一歩ですがきっと明るい明日…
そして未来が待ってますよ。
焦らずしんどくなったら休んでボチボチ頑張って下さい。

事務局:ありがとうございました。
お姉ちゃんは2008の鳥栖における謡隊開始当初からご参加いただいています。
高校生となった今では、こどもたちのリーダーとして
活躍してくれている頼もしい存在で、
今は姉妹二人で盛り上げてくれています。
お母さんは、実行委員会の執行部で運営上ご協力くださっています。

謡隊メール便0002:鳥栖

 鳥栖こども謡隊の保護​者です 。
東日本大震災被災者の皆様に、心からお見舞い申し上げます。
毎日、新聞やニュースで見てあまりにもすごい事になっているので
なんと言葉をかけたらいいものか…。
でも、月並みですが、明けない夜はないといいます。
大変な状態の中頑張ってください。
私達家族も微力ながら協力できることからはじめています。
お身体に気をつけて頑張ってください。心よりお祈りしています。

事務局:ありがとうございました。
佐賀県は鳥栖市より「鳥栖*こども謡隊」の保護者の方からです。

謡隊メール便0001:いわき

2011/3/22
仁木 恵梨華(仁木 時生の母)さんのコメント...



いわき・こども謡隊の父兄より

ご心配いただきありがとうございます。
正直、今は大変厳しい状況です。
メンバーである息子は、現在福島県の栃木寄りの
親せき宅に避難しております。
一人でも心配ですから祖父・祖母も一緒に避難して
もらいました。

様々な物資が不足していますが、一番大変なのが
ガソリンや灯油です。
何分田舎ですから車がないと移動手段があまりなく
食材などを買い出しに行こうとしても、ガソリンが
少ないためなかなか思うようにいきません。

そして、放射能という目に見えない敵との戦い。
とは言っても戦い方すら分からないのが現状です。

謡隊メンバーの中には県外へ避難する方もけっこう
いらっしゃいました。皆さんが無事に避難先に到着し
お元気にお過ごし下さる事を願っています。

最近はようやく物資も届き始めまして、少しほっとして
いるところです。
ガソリンも少しづつ届いてはいるようですが、
情報を集め、徹夜で並んでもガソリンが手に入りにくく
私の車もすでにガソリンランプが点灯し、いつガソリン切れ
になるか不安な日々を過ごしています。

飲料水さえ車で取りにいくしかない程ですので、
他の支援物資を手に入れてたくてもガソリンがなければ
運ぶのは困難です。

夜は寝ようとしても地震の恐怖を思い出してしまい
部屋の電気を消して寝る事ができません。
いつでも逃げられる服装で玄関近くに行き、座って
朝を待つ毎日です。

まだ今はいつ普通に暮らせるのかすら分からないですが、
これを乗り越えてまた謡隊の活動が再開された時には
この経験をお互い笑って話せるようになっていたいですね♪


事務局:大変な中、ありがとうございました。
2009年のいわき謡隊開始当初から現在にいたるまで継続してご参加いただき、
今では、運営側からも何かとご協力いただいています。
4月には稽古を開放して、いわきにおける「謡隊*にっぽん元気プロジェクト」を
実施していこうと検討しています。
小さな一歩からまずははじめたいと思いますので、
できるところからご参加ください。
いつでも変わらず、謡隊はお待ちしております。

「謡隊メール便」

前回のブログより、いわきや会津など被災されたメンバーの方々からのメールや
応援メッセージを受け付けております。
送っていただいた方々へ御礼申し上げます。

コメント欄に掲載させていただいておりましたが、
ダイレクトに見れないこともあり、
ブログ欄に随時UPしていくことにいたしました。
引き続き、いわき、会津の方々からの被災地発信メッセージ、
また、被災地に向けた応援メッセージを受け付けます。

コメント欄に直接書き込みしていただいても結構です。
またnohgaku.utaitai@gmail.com へお送りいただいてもOK。
たくさんの方々からの「謡隊メール便」をお待ちしております。

2011年3月21日月曜日

東北関東大震災について

東北地方太平洋沖地震で被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
皆様のご無事と、被災地の早期の復旧をお祈り申し上げます。

能楽謡隊関係では、いわき・こども謡隊、そして会津・侍謡隊の皆さんが、
今回の震災および災害により大きな被害を受けています。
特に、いわき・こども謡隊のメンバーの中には、
沿岸部や市北部の原発近くに居住している方もいらっしゃいます。

3月15日はいわきのお稽古、3月20日は会津のお稽古を予定していましたが、
中止となりました。

先日、いわき・こども謡隊本メンバー保護者の方々にお見舞いと
安否確認のメールを配信させていただきました。
約半数の方々から、無事のお返事をいただきましたが、状況は良くないようです。
家が傾いてしまったり、避難されていたりと、ご苦労をされています。
いまだお返事のない方々は、どうされているのか?
心配な限りですが、もしかしたらお返事の余裕がなかったり、
メールができないような状態であったりと、推察の域ではありますが、
とにかくご無事でいることを心よりお祈り申し上げます。

謡隊では、いわきや会津のメンバーの方々への応援メッセージを受付しています。
コメントで書かれても結構ですし、
災害時に大活躍しているツイッターを利用し、このたび謡隊のアカウントを登録しました。

いざ!謡わん*能楽謡隊
@utaitai_jp

こちらでは事務局より随時、入ってきた情報やその時々ツイートしていますので、
フォローしてみてください。

テレビでは、被災地や避難所の映像や情報が宮城、岩手に集中していて、
いわき市は原発関連で多少露出されていますが、全体的には大変少ないように感じます。
ですが、かなりの被害と現況かと案じています。
ぜひ、いわきと会津に応援メッセージをお寄せ下さい。
また、いわき、会津のメンバーの方々の情報もお待ちしています。
自分たちにできる支援は、直接的には届かないかもしれませんが、
できるところからやり、心から応援のエールを送っていきます。

謡隊は日本人の「生きる力」と「思いやりの心」を伝えてきました。
いまこそ、この大きな困難にみんなで立ち向かっていきましょう!

2011年2月22日火曜日

会津の侍は寒さに強し!!

以前にもご紹介しました会津侍謡隊。
今年は例年より雪が多いそうで、かなりの積雪でした。
1月のお稽古の時がピークだったようで、
その時は歩道はツルツル、歩くのが怖いくらいでした。

今回2月のお稽古では、雪は残っておりましたが、
1月に比べれば大分溶けた様子でした。
ですが、気温は非常に低く、
能楽堂の楽屋部屋のエアコンは最高温度にしても、全くきかず、
東京からきた我々は寒さに打ち震えながらのお稽古でしたが、
地元の方は慣れているのでしょうか。
寒い寒いと言いながらも、きちっとなさっているのでさすがと思いました。

前半の論語教室、2月は・・・
子曰わく、
過ぎたるは猶お
及ばざるがごとし。

「行き過ぎは、足りないことと同じであり、
かたよらないのがいいのだ」
後半の謡隊お稽古でも、先生が同様のことをおっしゃっていました。
論語の教えさえも自然と織り込まれている指導は、
長く続く伝統の底力だと感じました。

会津チームは「鶴亀」をお稽古しています。
発表は5月に決定!
あまりの寒さに、お稽古は1月に引き続き楽屋部屋にて。
最後の総仕上げに一回だけ通しで舞台で謡ました。
















会津侍city塾の塾長でもあり、論語教室の先生でもある
本田塾長も、いつも参加していただいてます。
2月はお休みが結構いらっしゃいましたが、
これからは暖かくなってきますので、
開放的な能楽堂でのお稽古は、季節の訪れを五感で感じながら
豊かな感性をはぐくんでくれることでしょう。
雪どけが楽しみです。

2011年1月29日土曜日

伝統の創造力「能楽事始め」inいわき

1月23日(日)にリニューアルしてきれいになったいわき市文化センター大ホールで
能楽謡隊では初の次世代育成企画公演が実施されました。

四角いあたまをやわらか~く、日本再発見がテーマのこの公演。
単なる謡隊メンバーの発表の場ではなく、
日本の伝統の心を伝承する場、その地域固有の文化の掘り起こしと伝承の場、
本物を体感する場、として観客も舞台側も参加型の「キッチリ」とした欲張りな公演です。

まず、オープニングでは「いわき・こども謡隊」の出演する
素謡「鶴亀」
本番に最高のモチベーションを持ってくるため、先生は段階的に「喝!」入れします。
結果、こどもたちは、最高の出来栄えを舞台で発揮する事ができ、素晴らしいものとなりました。
これまでの積み重ねを十二分に発揮し、表現できたことは、こどもたちにとって
今後の成長における大きな糧となる、貴重な経験になったことと思います。
先生からも珍しく?!最高のお褒めの言葉をいただきました。

今回のいわき公演は、舞台テーマに「羽衣」をすえました。
というのは、能では大変ポピュラーな演目「羽衣」ですが、
そのもととなる「羽衣伝説」、実は世界各地に存在します。
ここ、いわきにも「羽衣伝説」が存在し、民話として語り継がれていますが、
以外と地元の方はいわきの伝説を知りませんでした。
そして、内容が能のそれとは全く異なるもので非常に興味深いお話です。

そこで、福島の語り部、おはなしおばさんこと横山幸子様にご出演をお願いし、
いわきの「羽衣伝説」を語っていただきました。

次に、能と語りのコラボレーションと題しまして、「羽衣」のちょっとした試みに取り組みました。
能「羽衣」の前半部分、天女が羽衣を返してもらうまでのストーリーを
横山様に福島のことばで語っていただき、
その後は、通常の能「羽衣」の舞台が展開します。
大切な自分たちの住むまちの伝承と自分たちの国の伝統のコラボレーションです。

その他にも能楽ワークショップや、いわきで活動する囃子方の先生方が奏でる「和の響き」
こだわるのは本物の体験です。
盛りだくさんの充実した公演となりました。

出演は、シテ方 水上輝和、佐野登、水上優、藪克徳
囃子方 笛:八反田智子、小鼓:住駒俊介、大鼓:柿原光博、太鼓:林雄一郎
語り部:横山幸子
すべていわきに所縁のある素晴らしいプロの方々です。

舞台の裏方から公演スタッフは全て「親力」で保護者の方々が大活躍!
保護者の方も公演に参加、普段やったことのない体験をしていただきました。
こどもたちを中心に、即席とは思えないほどのチームワークが発揮され、
とってもハンドメイドではありますが、みんなでつくる「謡隊」となり、
能楽謡隊の大きなラインナップが生まれた記念すべき公演となりました。


オープニング 素謡「鶴亀」
いわき・こども謡隊

“おはなしおばさん”こと横山幸子さん

「みて、きいて、やってみる!五感フル活動!!」能楽ワークショップ
天女に変身! とにかく盛りだくさんの充実ワークです。

能「羽衣」