2012年4月6日金曜日

わが道は一以てこれを貫く

平成24年度がはじまりました。
子どもたちは進級、進学おめでとうございます。
それぞれの門出であり、大きな節目です。

先月、鳥栖の謡隊は
2回目の企画公演を無事終了いたしました。
当日は地元サガン鳥栖が
J1昇格初回のゲームがあり、
それはそれは大盛り上がり!
こちらの公演時間と試合時間も重なり、
喜ばしいことなのですが、残念ながら影響も大きかったことは否めません。
(会場も隣同士)
それよりも、2009年に実施した「鳥栖大能楽」の場面を思い浮かべます。
スタジアムでの薪能、日中に謡隊の晴れ舞台、
夜には十五夜の月の下での「羽衣」
幻想の世界でした。
サッカーと能楽、全く違うものですが、
鳥栖では、それがつながる面白さが、ここならではです。

全国のこども謡隊の年長者は鳥栖にいます。
今年、高校3年生の女の子。
入った当初は中学2年生でした。
チームの良きリーダーであり、謡隊が大好き!でいてくれる、
がんばりやさんですが、突然、発表にでられなくなったと言ってきました。
就職に向けて、大事な行事があるとのこと。
その時、そんな年齢になったのかと、感慨深いものがありました。
子どもの成長は早いものですね。

人それぞれの「道」があります。
どんな道であっても、変わらぬものがあります。
いい時も、苦しい時も、生きていく中で変わらぬものです。
謡隊はそれを学ぶ場です。

わが道は一以てこれを貫く

彼女に、謡隊の子どもたちに、そしてすべての子どもたちに贈る
門出の言葉。

ちなみに、こども謡隊は年齢制限設けておりませんので、あしからず。

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