2012年2月11日土曜日

水巻町の奮闘 ~砧の里・水巻町ふれあい能~ [水巻謡隊][水巻・こども謡隊]

謡隊のお約束、円陣組んでいざ!出陣
先日、福岡県は水巻町での公演が
実施されました。
昨年7月に、結成した
[水巻謡隊][水巻・こども謡隊]も
無事に発表を終え、
公演は大いに盛り上がり満席御礼!
子どもたちは「鶴亀」、大人は「土蜘」
今までで最高の出来栄えで、
目標達成をを最高地点に引き上げました。


水巻・こども謡隊
水巻謡隊










ここでの公演は、能楽謡隊の公演形式の手法の一つ、
第一部に謡隊の発表を盛り込む市民参加型普及事業、
第二部にプロの方々による能の鑑賞で本物体験
という運びとなりました。
そして、今回のもう一つの目玉は、
第一部の創作舞台「砧の響き」でした。
水巻にある「砧姫伝説」をもとに、
特別に脚本を書き下ろしました。
能を軸に地元の猪熊太鼓の子どもたちの演奏、
地元の方による伝説の語り、
そしてこの地に古来より伝わる〝砧のリズム〟を復活させ、
それを演出に盛り込んだ、水巻のための舞台です。
それについては機会を見て、改めてお話したいと思います。


「砧の響き」より
みて、きいて、やってみる!五感フル活動
能楽謡隊恒例のワークショップ










とにかく当日は、舞台から会場至る所、全員てんてこ舞い。
やれ着付けだ、準備だ、お手洗い行ったか?ごはん食べなきゃ!
謡隊のみなさんは待ち時間も多く、緊張もあり、
かなり大変な1日となりましたが、
とにかく、素晴らしい出来でしたので、
いろいろやったかいがあったのではないでしょうか。
それを支える裏方スタッフはそれ以上に大変だったかもしれません。
みなさま、お疲れ様でした。


舞台の前の貴重なショット!左より
従者:金森晋隆氏 シテ:佐野登氏 頼光:和久荘太郎氏

第二部の番組は、
・舞囃子「砧」 武田孝史
・狂 言「附子」 野村萬斎
・能「土蜘」 シテ:佐野登、頼光:和久荘太郎、
小蝶:山岡晴美、従者:金森晋隆
ワキ:福王和幸、間:野村萬斎
<囃子方> 
笛:森田徳和 小鼓:飯田清一 大鼓:白坂信行 太鼓:吉谷潔

明るい未来の力強い躍動を感じる、水巻の公演。
地方のどんな町、小さなコミュニティでも、思いがあれば、
無限の可能性を生み出すことができる、
改めて実感する日でもありました。
謡つながりの能楽謡隊
みなさんの〝わが町〟〝わが故郷〟はいかがですか?


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